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蛆箱の紹介(その3)

蛆箱の中。
 

蛆箱中
生ゴミの残骸が見える。
生ゴミは概ね1日で半分くらい消える。
残りは2日程度でカラカラにミイラ化し、1週間程度で消えてしまう。

左は攪拌用のスコップ。

ダンボールコンポストでは発酵熱で蛆を殺すことになっている。
そのためには、水分を加えなければならない。
そして、腐敗防止のため、毎日、攪拌し、酸素を供給することになっている。

かつて、水分を与えてみたことがある、確かに、発酵熱が出た。
しかし、蛆は温度の低い底に避難するだけで、死ななかった。
さらに、濡れた壁面を這い上がってきた。
蛆は死なず、攪拌の手間が増えるだけであった。

以来、3日に1回くらいしか、攪拌していない。
それでも、基材が多いため、常に乾燥状態である。
発酵熱はでないが、酸素は十分なので、腐敗しないのである。

乾ききった基材の中で、飢えた蛆虫どもは、投入された生ゴミに群がり、
争うように、食い尽くしてしまう。
蛆虫どもは、箱の中の貴重な水分を体内に蓄えている。
おそらく、糞尿の類も、必要最小限の分泌であろう。
壁面が乾燥していれば、這い上がって、逃走を謀ることもない。

ミミズコンポスト愛好者の間では、「ミズアブの蛆は、水分過剰なところ・
嫌気性を好む。糞尿は生臭い。」と信じられている。
しかし、実際には、ミズアブの蛆は、水分過剰でも乾燥状態でも生きられる、
強い生命力の持ち主なのだ。
現に、このように乾燥した状態でも、食欲旺盛であり、しかも臭わない。
「ミズアブの蛆が、嫌気性を好む」というのは誤りである。
「嫌気性でも生きれる」に過ぎない。
また、臭うのは、ミズアブの蛆(の糞尿)ではなく、嫌気性の環境なのだ。

 

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